オジサンっていうとTIGER&BUNNYの虎徹さんしか思い浮かばない俺はどうしたらいいですか(真顔 ということで、今回のテーマは「おじさん」 魅力ある人物を作ろう!っていう練習だぬ。 キャラに個性がないとあまり面白くないわけで、人物作りは大事なわけです。 俺の苦手な分野ですね! いや、得意な分野もないけど^^ 人物を作る時は、「憧れ性」と「共通性」があるといいそうです。 憧れっていのは、外見がいいとか、力が強いとか、正義感に強いとか、信念を持って悪いことしてるとか、そんなようなコトらしいでうす。 ただそれだけだと「どうせ作った人物ですおすし」ってなるので、ウィークポイントや自分たちとの共通点をつけるとぐっとキャラとの距離が近くなり、それが魅力になるそうです。 例えば、強面の男性が捨てられた動物をよく拾ってくるとか、冷血鉄仮面の男性が実は朝凄く弱いとか、あれ、例が男ばっかだおかしいな。 つまりはそういうことです^^^^^^ ・人物に魅力を付ける二面性 ・キャラクター表を作ってみる ・主人公がおじさんでなくてもよい 今回は「分かりやすいタイトル」と「オジサン」に気をつけて書いてみたよ^^ そしたらオジサンばっかになったけどな・・・! タイトルは最近アニメや小説で見るような「(名前)の〜」みたいな感じにしてみたでござるよデュフフ 俺の脳内では完全にオジサン×オジサンです^^^^^ ニト王子の最悪で最高な日 <登場人物> クロイゼルング・ニト(56)王子 フォワード・ヒルメン(58)世話係 クレーエ・カンヌ(28)隣国の大使 クロイゼルング・アイル(78)国王 ○城内・廊下 廊下には赤い絨毯の敷かれている。高そうな壷や絵画、甲冑が飾ってあり、大きな窓からは柔らかい日差しが差し込んでいる。 フォワード・ヒルメン(58)、白髪交じりの髪を撫で付け、燕尾服をきっちりと着こなしている。後ろには中年のメイドが二人。 颯爽と歩きながら懐中時計で時間を確認する。クロイゼルング・ニト(56)の部屋の前で止まり懐中時計をしまうと、控えめにノックをする。返事がない。 フォワード「王子。ニト王子」 やはり返事がない。 フォワード「失礼します」 扉を開けると、部屋の中は真っ暗。一直線に窓の方へと歩いて行き、カーテンを開ける。脱ぎ捨てられた服と、部屋中に散らばる書物で室内は汚い。ベッドの上に大きな布の塊。塊がもぞもぞと動き、中からニトが顔を覗かせる。 ニト「ヒルメン、眩しいよ…」 と気怠そうに言うニト。 フォワード「眩しいじゃありません。何時だと思ってるんですか」 ニト「…朝の4時くらい?」 フォワード「午後3時です。昨日は午前中に起きていらしたじゃないですか」 ニト「あれは起きっぱなしだっただけ」 もぞもぞと布団の中に戻っていく。 フォワード、脱ぎ捨てられた服を拾い集めながら、 フォワード「口うるさく言うつもりはありませんが…」 ニト「じゃあ言わないで」 フォワード、ため息をついて、 フォワード「王子。今年でいくつになると思ってるんですか」 ニト「覚えてない」 フォワード、入り口に控えているメイドに服を渡して下がらせる。 フォワード「56ですよ、56。それなのに国王様のお手伝いもされず、御結婚もされない。一日中篭って読書読書読書。部屋にメイドを入れる事すら拒まれる。一体この先どうされるおつもりなんですか」 ニト「ん〜…」 面倒くさそうに布団から出て、ベッドに座る。ベージュのネグリジェ姿で、ヒゲは生え放題、髪もボサボサ。 ニト「別に私がしっかりしなくても後継者にはあの…なんて言ったっけ。確か、養子貰ったんだろう? それで解決している。嫁をとるつもりはない。なるようになるよ」 ぼりぼりと太ももを掻きながら、欠伸をする。 フォワード「またその様な事を…。国王様が聞いたら悲しみますよ」 ニト「もう諦めてるでしょ」 ゴロンと横になるニト。 フォワード「確かに国王様はここ数年、何も言われませんが…」 ニト「だろ?」 フォワード「しかし、いつまでも前に進めないようでは」 ニト「それでー? 何しに来たの?」 フォワード、口をつぐみ改まって、 フォワード「今宵は隣国ニーゼルのクレーエ大使様との晩餐会が御座います故」 ニト「そうだっけ。じゃあ欠席で」 フォワード「そういう訳にはまいりません。今日の晩餐会にはどうしても出席するようにと、国王様が申しておられますので。さ、まずはその汚い髭面を何とかしませんと」 ニト「お前、幼馴染だからってたまにヒドイこと言うよな」 フォワード、にっこりと笑いながら、 フォワード「何のことでしょう」 ○広間・夜 上座にクロイゼルング・アイル(78)、次にクレーエ・カンヌ(28)が座っている。 ニト、赤地に金の装飾がされた正装姿でマントをなびかせながらやってくる。長い髪は後ろで1つに括られ、口ひげは整えられ片メガネをしている。 ニト「お待たせして申し訳ありません」 カンヌ「お目にかかれて光栄です」 立ち上がり、ドレスを広げ会釈する。 アイル「ささ、挨拶はその辺にして。早く座りなさい」 ニト「ええ」 アイル、カンヌと顔を見合わせウィンクする。 ニト「父上、どうされました?」 アイル「いやいや、なんでもないよ」 ニト「そうですか。それで? 今日は何故このような席を?」 <講評> 56才にもなってだらしない毎日を好き放題に生きている。 主人公ニトのキャラクターが面白く書けています。 国王がニトを一人前にしようとカンヌとの出会いを目論んでいるらしい表情が可笑しいです。 ◎ニトのフルネームと年齢は、登場する際に書いてください。 ◎「っ」は枠の下に書かずに改行してください。 -2012.04.09- |
||