更新サボっ(ry
 今回は「姑と嫁」というお題なわけですが、どうしても修羅場的なものをイメージしちゃいますね\(^o^)/
 繋がり的には「血は繋がってないのに“親子”」、しかも「一緒に住んで生活する」という。
 こうやって書くと結構特殊な状況ですな。
 兄弟でも親子でもなく血の繋がりがない、さらに好きな人でもない。
 みんなよくやってるなぁ……。
 おっと話が逸れました。
 とは言え嫁の年齢、姑の年齢、更には連れ添った年数によって間柄に広がりが出てきます。
 俺は今回、結婚4年目くらいを想定した…気がします。
 ちょっとよく覚えてません^p^
 ただこう、仲が悪いイガイガした関係はあんまり書きたくないなーと思いましたねぃ。
 黒い話はあんまり好きじゃないので(*´・д・)





AAA純子

< 人 物 >
小野純子(31)
小野圭吾(25)純子の夫
小野よし江(56)圭吾の母
森幹恵(67)ご近所さん


○マンション・外(朝)
   ベランダに洗濯物が干してある。衣類ごとにまとめられてる。
   
○小野家・リビング
   綺麗に片付いたリビング。
   テーブルにピシっと準備された朝食。まっすぐに並べられたリモコン。
   棚の上に結婚式の写真。
   TVには朝のニュース番組。
   小野よし江(56)、朝食を食べてる。
   
○同・キッチン
   小野純子(31)、髪を1つに束ねシャツとスーツスカートにエプロン姿。すすいだ食器を綺麗に並べていく。
   
○同・リビング
   小野圭吾(25)、スーツを緩く着ている。眠そうに入ってくる。
よし江「おはよう」
圭吾「おはよ」
純子「早く食べちゃって。あたし今日早いの」
圭吾「うん」
   圭吾、食べる。
よし江「純子さん、あとは私がやるから置いといて」
   よし江、食べ終わって食器を洗い場に持っていく。左足を引きずる。
純子「大丈夫ですよ、私やりますから」
   にこっと笑う純子。よし江の食器を受け取る。壁時計を見る。
   壁時計『7:15』
   純子、洗い方が少し乱暴。水切りカゴにはきちんと並べる。
   洗い終わり、身なりをさっと整える。
純子「それじゃあ私行ってきます。あとは置いといてください。帰ったらやりますから」
   にこっと作り笑いをする。
よし江「(にこにこと)いってらっしゃい」
TV音声「それでは今日の天気です。今日は日中の気温が高くなり…」
   
○道
   晴天。太陽の日差しが強い。
   よし江、いかにも畑仕事スタイルという格好。スコップや軍手の入った鞄を持って歩いてる。左足をひきづる。
   森幹恵(67)、家の前で植木の手入れをしてる。
よし江「こんにちは」
森「こんにちは。今から畑?」
よし江「そうなの。今日辺り収穫出来そうで」
森「そう、一番楽しい時じゃない」
よし江「ふふ。でも純子さんだけ働かせちゃって、なんだか申し訳なくって」
   嬉しそうな困り顔。
森「いいじゃない。旦那さん亡くなってから頑張ってきたんだから。イイお嫁さんで良かったわね」
よし江「ホント、圭吾には勿体無いくらいよ。なんでもできちゃうんだもの」
森「あとは孫だけね」
よし江「そうね、ふふふふ。あ、じゃあ私そろそろ」
   森と別れる。
   
○畑
   看板『レンタル畑・べじふる』
   ミニトマトやきゅうりが植えてある。
   よし江、色んだトマトを見て嬉しそうに眺める。
   雲が少し増えた夏空。
   
○畑(夕)
   雨の振りそうな重い空。
   よし江、無心に雑草をとる。服が土だらけ。ハッと我に返り
よし江「もうこんな時間」
   片付け始める。
   
○道
   人通りの多い道。
   純子、仕事帰りで歩いてる。疲れ顔で歩き方も早い。
   野良猫、純子の前を通り過ぎる。
   純子、猫を見つけ後を付ける。
   × × ×
   細く人通りのない道にはいる。
純子「あれ…?」
   見渡すが猫はいない。
   猫、純子に擦り寄る。
純子「! お前野良のくせに人懐っこいなぁ」
   純子、しゃがんで慣れた手つきで猫を撫でる。
   × × ×
   よし江、同じ道の反対側から歩いてくる。手には鞄とビニール袋。純子を見つけ声をかけようとする。
   × × ×
   猫とじゃれる純子。屈託のない自然な笑顔。
   × × ×
   よし江、声をかけるのをやめる。
   ぽつぽつと雨が降り出す。
   × × ×
   猫、どこかへ行ってしまう。
純子「あ…。ん、雨?」
   雨、激しくなってくる。
純子「嘘、傘持ってきてないわよ」
   雨宿り出来そうな場所を探し走りだす。
   
○倉庫前
   使われていなさそうな古い倉庫。
   純子、屋根を借りて雨宿りする。ハンカチで拭きながら
純子「降るなら降るって言ってよ。もう、ホント今日はついてないなぁ…」
   頭にタオルを乗せたよし江が屋根に入ってくる。タオルで顔が見えない。
   純子、よし江から少し距離をとる。ちらちらと見てる。
よし江「あーびっくりした」
   よし江、タオルをとって体を拭く。
純子「! お母さん?!」
よし江「? 純子さん」
純子「どうしてこんな所…それに格好…」
よし江「あぁ…。実はねあたし今お野菜作ってるの。この近くで畑を貸してくれるトコがあって」
純子「そうだったんですか」
   作った様な笑顔で話を聞いてる。
よし江「昔から土いじりが好きなの。そうだ、純子さんトマトお好きかしら」
   ビニール袋の中身を見せる。中には沢山のミニトマト。
純子「これ全部お母さんが作ったんですか?」
よし江「そうよ、思ったより沢山出来ちゃったわ」
   純子、うずうずした感じで
純子「あの………1つ頂いてもいいですか? あたしトマト大好きで」
   よし江、そんな純子に少し驚きつつ袋を差し出す。
よし江「ええ、どうぞどうぞ」
純子「ありがとうございます。…ん~、美味しい。もう1ついいですか?」
   パクパク食べる純子。
   よし江、そんな純子の表情を見る。
純子「? あ、すみません勝手に」
   純子、ハッと落ち着きを取り戻す。
よし江「純子さん、トマト好きなのねぇ」
純子「(気不味そうに)えぇ…トマトに目がなくって…すみません」
よし江「いいのよ、嬉しいわ」
   純子、気不味そうに軽く会釈をしてよし江から少し離れる。隣に並んだまま雨の町を眺める。
純子「…」
よし江「…」
純子「…」
よし江「…」
   雨が弱くなる。
   よし江、空を見ながら
よし江「そろそろ止みそうね」
純子「良かった。帰ったらすぐご飯にしますね」
   にこっと作り笑いの様な笑顔。
純子「確か昨日のお魚がまだあったのとキャベツが少し…。あっ、洗濯物! しまったぁ…濡れたかなぁ…」
   ぶつぶつと独り言。
   よし江、そんな純子を見て。
よし江「ねぇ、ちょっと寄り道してかない?」
純子「え? でもご飯の準備しないと…」
よし江「今日はお弁当でも買ってけばいいわよ」
純子「でも圭吾さんが…」
   よし江、悪戯っ子のように
よし江「トマトのケーキ食べてみたくない?」
純子「!」
よし江「確かここからそんな遠くなかったのよねぇ。綺麗な赤色で美味しそうだったなぁ」
   純子、言葉に詰まる。
よし江「折角だから買って帰りましょうよ」
純子「でも~…」
   凄く悩む。
よし江「純子さんいつも頑張ってるからご褒美。ね?」
   雨が止む。
純子「そう、ですか……?」
   おずおずと聞く純子。
   よし江、満足そうに頷く。先に屋根から出て、楽しそうに歩いていってしまう。
よし江「ほら、行きましょ」
純子「あ、お母さん」
   追いかける純子。隣に並ぶ。
純子「荷物持ちますよ」






<講評>(先生が達筆な為、解読しながら書いてます(´・ω・))

ものわかりのいいトリプルAの嫁と姑のなごやかな会話がよくでていました。
そうなるにはたぶん努力や葛藤があったに違いありません。
その一部を必ず描きましょう。
そうすると個人の魅力、姑と嫁の素敵な関係がよりにじみでるでしょう。
家の朝のシーンが長すぎるので短くして、姑と嫁の対話や嘆きの個所をシーンにして欲しいですね。





 まったりさせすぎましたか!!!
 そうですね!!!
 忙しい中で書いたらやっぱりヤマがないしね。
 これじゃあ感情の動きがないよね(*´・д・)
 うーん難しい!!
 次はがむばる!!!


-2012.06.08-